忍者ブログ
一人でヒーリングサロンを広島に開店しました。開店までの奮闘記、波乱万丈の人生日記♪
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

年明け最初の仕事の日、私はスッキリと目が覚めた。

お正月はのんびりし過ぎたせいか体がだるい。

けれど、シャワーを浴びて気合いを入れる。


シャワーが終わってバスルームから出てきても、しょうちゃんはまだ寝ている。

起こそうかどうか迷ったけど、起こさないことにした。

私がいくら言っても起きる気持ちがなければ起きないだろうから、

自分の責任で何でもさせることにした。

「何で起こしてくれなかったの?」

と不満をぶつけてくるかもしれない。

その時は

「起こしたって起きないじゃない?起きる気が合ったら起きれるんじゃないの?」

と告げることにしよう。

私が世話を焼いていたら、いつまで経ってもできないままだろう。

と思ったら起きてきた。

やはり、「年頭から遅刻はまずい」と無意識でも思っているから、起きられたのだろう。

「おはよ~」

と言いながらメイクしている。

しょうちゃんはタバコを吸いながら、寝起きのぼーっとした頭を眠気から覚まそうとしている。

私はしょうちゃんを鏡越しに見ながら相変わらずメイクに専念する。

いつまでものんびりとしているしょうちゃんにイライラして

「早くシャワー浴びないと間に合わないんじゃないの?」

としょうちゃんを急かす。このまま放っておいて、出かけたらきっと寝てしまうだろう。

私はやることはやった!

あとはしょうちゃんが責任感を持ってるかが行動で解るはずだ。


そんなことをしている場合ではなく、私も急いで出かけなくちゃ!!
PR
ようやくお正月休みも終わり、明日から仕事だ。

年始めは忙しいだろうな~! 頑張らなくては!!

世間はお正月休みだし、開いているお店も少ないし、年始の挨拶や初詣が終われば、

お客さまは飲みに来てくださるだろう。

どんなに忙しいかちょっと怖いけど、来てくださるのは嬉しい♪

忙しいと迷惑をかけることもあるけど、お客さまの笑顔が見られることは私にとっても励みになる。


しょうちゃんも明日から仕事だ。

休みの間中、遊び放題だったし、寝る時間も朝方だったりで、

ちゃんと起きて仕事に出かけられるのだろうか?

しょうちゃんが起きられなくても、放っておいて私は仕事に出かける。

しょうちゃんにばかり構ってはいられない。

しょうちゃんの性もない言い訳に付き合っているほど、お店も私も暇ではない。

私は私のやらなければならないことをやるだけだ。

私に甘えていると言っても大人の男だ。

やろうと思えばやれるはずだ。

自分の心の弱さに負けているだけだ。
初詣から帰ってから、しょうちゃんは屋台で買ったベビーカステラを食べていた。

そして、相変わらずゲームだ。

私はしょうちゃんがゲームをやっているおかげでテレビも見れないし、本を読んでいた。

お正月番組も別に面白くもないけど、特別番組のドラマや映画なんかやっていたりするから

ちょっとだけ点けてみたかった。

でも、無理なことはわかっていたから、本を読むことにした。

もう前みたいにしょうちゃんに付き合ってゲームをすることもない。

したくもない。


元旦だけでなく三日間、しょうちゃんはゲームとマンガで明け暮れた。

私にとって苦痛の何物でもない。

私は家にいるよりも早く仕事に行きたかった。

別に家に居たって会話をするわけでもなく、一緒にテレビを見るわけでもなく、

退屈なだけだ。

私は普通のありきたりの夫婦でいたかっだけなのに、私は高望みをしているの?

お休みに映画を見に行ってボウリングやカラオケに行く事があるから

まだマシなのかもしれない。

途中にパチンコをしたりゲームセンターに行くし、帰ってからも飽き足らず

またゲームをしているのは気に入らないけど、まだマシなのかな?


でも、しょうちゃんと一緒の休みよりも一人で出かける方が楽しいかもしれない。

嫌な思いをすることもないし、精神的にものんびりできる。

しょうちゃんといるとストレスが溜まりそう!!
年始には初詣に行った。
神様に一年何事もなく過ごせますように・・・
と祈る。
しょうちゃんはそんなことよりは屋台でいろいろ買って食べる方がいいらしい。

屋台で楽しむのもいいけれど、「一年の計は元旦にあり」というように、
一年の目標をしっかりと立てるべきだと思う。
今年はしっかりと仕事に頑張るのだろうか?
私の願いは天に届くのだろうか?

私はボーイの仕事はよく分からない。
しかし、女の子と同じなのはいかにお客さまを癒してあげられるかということだ。
別に売り上げのことなんてどうでもいい。
仕事をしている背景にお金を落としてもらうことではなくて、
お客さまを思いやるかだと思う。
しょうちゃんはそんな当たり前の事を忘れている。
しょうちゃんのお店もそんな当たり前の事を忘れているのではないか!

人は気持ちで接すれば気持ちで答えてくれる。

それは水商売に限らずどんな仕事でも同じ!
今日の売り上げだけの為に売れば、確かに売り上げ目標はクリアする。
しかし、お客さまはもう二度と来てはくれないだろう。
だってお客さまの事を思ってないから。
だって自分のことしか考えてないから。

しょうちゃんはいつそのことに気付くのだろう。
大晦日、しょうちゃんは朝までゲームしていたせいで夕方近くになってから起きてきた。

私は、しょうちゃんが寝ている間、年末の番組を見ながらのんびりと大晦日の雰囲気を満喫した。
ひとりきりで過ごす時間は淋しく悲しい。
いっそのこと、本当にひとりのほうが楽かもしれない、と溜め息をつくばかり。

起きてきたしょうちゃんは、私に甘えてくる。
私の機嫌を取ろうとしているようにしか見えない。

「お腹すいた~」

とわがままな事を言う。

「自分でやってくれる!?」

と冷たく言った。

私は休みだからといって自堕落な生活をするのは好きじゃない。
それが遊びのためならなおさらだ。
仕事の付き合いで飲み過ぎたり、遅くなったりするならわかる。
羽目を外すことだってあるだろう。
それなら私だって納得するし、
「私や家族のために頑張ってくれているんだから!」と思える。
明らかに自分のことしか考えてない。
家庭を顧みないのは駄目だけど、男は仕事をしてなんぼだと思っている。
仕事を一番に考えられない人は男とは言えないと思う。

社会のルールがあるように夫婦間にもルールがある。
何でも好き勝手にして言い訳ではない。
私の押し付けの部分もあるのかもしれないけど、
しょうちゃんは大人としてはみ出している。
私も行き当たりばったりできてしまった部分はあるけれど、
夜のお仕事をしているからと言って自分の信念を曲げるような生き方はしない。
水商売は時間にもお金にもルーズなイメージがあるけど、
私は水商売の常識なんて私の中では非常識!
何の商売をしようと人の道に外れることだけはしないできた。

しょうちゃんは仕事以前の問題で、何もかもがルーズでいろんな人に迷惑をかけている。
私は何かあるたびにこの人の尻拭いをしなければいけないんだろうか?

そう様々な思いが巡っても、まだ口にできないでいた。
しょうちゃんの子供っぽい生活に付き合いながら、年末を迎えた。
お店も30日から休みに入った。

朝から私は家の掃除やら買い物やらで大忙しだった。
しょうちゃんは休みだからと遅くまでお菓子を食べながらゲームをしたり
マンガを読んだりしていたので、朝寝坊していた。
起きてからも、着替えるとゲームをし始めた。

休みだから好きにすればいいけれど、ゲームばかりだと話もろくに出来ない。
何を考えているのか解らない。
一緒に住んでいるのに、こんなに淋しいことはない。
こんなに近くにいるのに、すごく遠くにいるように思う。

夕方になっても夕飯の準備ができるまで相変わらずだ。
別に手伝ってほしいとも思わないけれど、ゲームを止めてニュースでも見ていてくれたらいいのに!
と思った。
でも、そんな私の思いなんて知らないで、しょうちゃんはゲームをし続けている。
たまらなくなって、
 
「CDかけるから、音消してくれる?」

と私は言った。
私はいつもCDを聴きながらお料理をするのが日常だった。
コントローラをカチャカチャと鳴らす音は気になるけど、ゲームのBGMを延々と聴かされるよりは
マシだった。
CDを流しているうちに私はゲームをする音も気にならなくなり、やがてお料理に没頭していった。
夕飯の準備ができてテーブルにお茶碗やお箸を置いていく。
しょうちゃんは相変わらずゲームに夢中になっている。

「ご飯よ!ゲーム止めて!!」

「うん、ちょっと待って・・・」

と生返事!
10分ほど待たされる。
年末になってもそんなにゲームがしたいのかと嫌な思いがした。

私といるよりも私と話すよりもゲームの方がいいみたいだね!
別に一緒にいる意味があるのか?

と言う思いが私の中に湧いてきた。
結婚前からちょっと幼稚だと思うことはあったけど、それは若いせいだと私は思っていた。
しかし、こんなに子供だとは思わなかった。
それを家庭環境が悪かったからと言い訳をする人もいるけど、両親が離婚していても
しっかりとした大人になっている人もいる。
しょうちゃんは、好き勝手やって自分を甘やかしてきただけだと思う。
仕事は本人はできる思っているみたいだけど、自己管理をできない人が仕事なんか
できるはずはない。
仕事と言っても、言われた事をしているのならただの作業だと私は考えている。
自分で考えて動いてやっているのではないはず!

その自信が何処からくるのかしれないけど、過大評価し過ぎなのではないかと思うし、
人を馬鹿にしたような事を言っているけど、自分だってそんな大した人間ではないだろう。
それに大した人間ならゲームなんかしないで、もっと違うことに時間を使っていたはずだ。

しかし、私はこの人と結婚してしまった!
間違った相手と結婚してしまったのかもしれないけど、結婚してしまったのだから仕方ない。
自分の目で見て、見抜けなかったのだから、いかにしてこの人を常識的な人間に育てるのか
が私の役目なのかもしれない。
こんな子供みたいに自分勝手な大人がいてはダメだ。
私と一緒にいる間は、このままにしておくつもりはない。
私は口うるさく言わなくてはいけないのだと悟った。
私とはかけ離れた価値観の持ち主ではあるけど、きっとまだ軌道修正は
できるはずだと思っていた。
私が、二人が幸せになれるのか傷つけ合う関係なのかを考えているなんて、
しょうちゃんにはわからなかっただろう。
12月に入り年末近くになると、私は仕事の忙しさで精神的にも肉体的にも疲れていった。
仕事の忙しさのおかげで、考える余裕もなくて没頭するしかなかった。

そんなバテバテでもクリスマスはやってくる。
しょうちゃんは新しいゲーム機を欲しがった。
色々問題はあってもクリスマスぐらいはプレゼントをあげたかった。
けれど、それは大きな間違いだった。
しょうちゃんは帰ると時間を忘れてゲームをし始め、朝方まで熱中する。
そんなことだから、次の日は起きられなくて遅刻するばかり。
私はそんな私的な事で遅刻するなんて考えられないし、そんな事で遅刻するぐらいなら
ゲームなんてしない。
でも、しょうちゃんは違う。

私は、毎日しょうちゃんが遅刻しないように起こした。
でも、結局はダイニングで寝てしまう。
そのことを帰ってから聞かされ、それを何でもないような事のように言う
しょうちゃんにはカチンときた。
私には仕事に対する責任感がないからだと感じられた。
もしかしたら、気持ちが緩んでいるから遅刻するのかもしれない。
だって、結婚前は、朝方までゲームをしても遅刻するなんてことはほとんどなかったから、
緊張感がないのだ。

遅刻して恥ずかしくないの?
自己管理もできないの!
時間に主観されてどうするの?

しょうちゃんに言いたかった。
でも、そんな事を言う気にもなれなかった。
そして、私は過去の記憶に似たような事があったのを思い出した。


子供の頃、ドラゴンクエストが流行った。
弟は学校から帰ると朝方までやっていた。
そんなだから、毎日寝不足で学校に行っていた。
それでも遅刻はしなかった。
でも、学校では居眠りをしていたことだろう。
そして、あまり成績の事を言わない母もついにはキレてしまった。

弟は小学生だったけど、しょうちゃんは23歳の大人だ。
小学生と同じレベルなのかと思うとガッカリした。
私の願いをよそに12月になってもしょうちゃんは、嘘をついたことを打ち明けることもなかった。
それどころか、悪びれる風もなく何事もなかったかのように当たり前に過ごしている。
嘘なら当たり前だろうけど、お母さんの体の事も一切話にも出てくることもない。
それだから余計疑わしく思える。

しょうちゃんが言わないのなら、私は彼と別れるかもしれない、と心のどこかで思った。

ほんの少しの可能性に期待しているのも事実だけど、私の期待を裏切り続け、
しょうちゃんは同じ事を繰り返すだろうこともわかっている。
私を騙しているという実感もないまま、ただ今が楽しければいいという愚かな考えを持ち続けている。
いつかいろんな人を騙すようになるだろう。
そして、自分までも騙すことになるだろう。

私がそばにいて母親のように面倒を見るのもひとつの道だろう。
でも、私がそばにいることで、しょうちゃんを甘やかしてしまうこともわかっている。

こんな揺らぐ気持ちに終止符を打ち、どちらを選択するのか今は自分にもまだ分からない。
でも、一度結婚してしまった以上、添い遂げたいという思いもある。
努力もしないで誰かに助けてもらおうなんて甘い考えを捨てきれない人は、
私がどうあがいたって無駄なのだから、いっそのことサッパリと別れてしまおうと思う私もいる。
一体、私はどうするのが一番いいのだろうか?

二人でいて幸せになれる関係・・・
二人でいるとお互いが駄目になる関係・・・
私たちはどっちなんだろう!
お店の女の子にも嘘をついてお店を休む人がいる。
それも、家族の誰かが倒れたとか事故に遭ったとか言って休む。
休むのは勝手だが、その度に代わりに休みの女の子が出勤しなくてはならなくなるのだ。

しょうちゃんの嘘はその類の自分勝手で利己的なものだと思う。
たかが何万円の為に肉親を病気だという我が儘な行動は、許されないと思う。
もし、その嘘を人が信じたとしても良心が痛まないの?
それに、嘘をつくと人は普段とは違う言動をしているもので、すぐ嘘だとわかる。

私がすべてを信用しているとでも思っているのだろうか?
私がしょうちゃんと一緒にいて、考えそうなことが分からないとでも思っているのだろうか?
もし、そう思っているとしたら馬鹿にされたものだわ!!
いつ私に過ちを告白するのか私は待つつもりだ。
過ちを告白しないなら、自分を正当化し続けるのなら、別れる事も考えるのかも知れない。

「子供ができれば変わるさ!」と言う人もいるけど、そんな賭けは私にはできない!
そして、子供はそんな事をする為の道具ではない。
増して、私が働けなくなればきっと貯金なんてすぐ底を尽き、
子供に不自由な思いをさせることだろう。
私の両親に挨拶に行くと言いながら、お金を援助して貰おうなんて思うはずだ。
これは私の想像だからもしかしたら違うかもしれない。
でも、都合の悪いことから逃げてきたしょうちゃんは子供が出来ても嫌なことから目を背け、
我慢はしないだろう。
携帯版ブログ
カウンター
最新コメント
[02/27 money with surveys]
[05/16 Backlinks]
[08/31 あんこや]
[05/14 イソノミア]
[04/06 金星]
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]