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一人でヒーリングサロンを広島に開店しました。開店までの奮闘記、波乱万丈の人生日記♪
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仕方ない・・・か!?


私がこの人を選んだのだから!

いやだと言っても結局はしょうちゃんの思い通りにさせてきてしまった。

もっとダメなものはダメだと言えばよかった。

私が何だかんだ言って、しょうちゃんを甘やかしてしまった。

彼を甘やかした周りの人をとやかく言えない。


でも、ダメと言えば私に隠れて良からぬことをするだろうし、

言う通りにすれば更に甘えて彼をダメにする。

一体私はどうすれば良かったのだろうか?


それでも、私も28歳になり、しょうちゃんも少しは落ち着いた家庭を

作ろうと思っていたのかもしれない。

広島で住むマンションはしょうちゃんに全てを任せた。


次の朝マンションに荷物を入れる。

どんな所なのか連れて行ってもらった。

タクシーに乗ってどこまで行くのか繁華街からかなり遠くに来た。

そして、バスのすれ違いも困難なほど細い道を通り、

周りには家やマンションはあるけれど、段々山の方へ向かって行った。

どこまでこの山を入って行くのかと不安になり、とうとう言ってしまった。


「いつになったら着くの?

こんな田舎に何で住まなきゃいけないの?

行き帰りはどうするのよ!」

と私はしょうちゃんに不満をぶつけてしまった。
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私が彼に不信感を抱いた出来事があった。

私は家出状態で勝手に籍を移してしまっていた。

両親は捜索願を出していた。

きっと居所がわかってしまうとは思ったけど、運転免許証の更新に行った。

そこで私は別室に呼ばれて

「家に電話して下さい」

と言われた。

しかし、しょうちゃんは

「しなくていいよ」

と私に言った。

本当は両親に電話してあげたかったけど、しょうちゃんの言う通りにした。

次の日のお昼頃、母は電話をかけてきた。

「夜の仕事してるの?」

と母は言った。

私は

「うん」

と言った。

その後の沈黙がどれだけ母がショックだったか私にはわかった。

母は

「電話、代わって!」

と言ったので、私はしょうちゃんに電話を代わって隣で聞いていた。

何を話したのかはわからないけど、

母がしょうちゃんに何を言ったのかは何となくわかる。

でも、母の娘を思う気持ちなど無視してしょうちゃんは

「関係ない」

と言った。

ショックだった。

私は関係なくなんかないと思ったし、

私の親は大事にしてもらえないとその時感じた。

自分の母親が入院した時は仕事も早退して、

お金も結局30万円も必要だったのかもどうかもわからないままだけど、

きっと私の両親に何かあっても知らない顔をされるのだろう、と私は思った。


私は大事にされてないのだと知った。

どんな言い訳をしようと私はしょうちゃんを根底では

信じることが出来なくなった決定的な瞬間だった。

広島に引っ越す前日まで私は仕事をした。

しょうちゃんの都合でせっかく時間をかけて 築き上げたものを失ってしまう。

神戸に帰って来て二年経って、やっと慣れて、 仕事も順調にいっていたのに、

お客さまにもお店の人にも突然別れを 告げなければならない。

ちゃんとお礼も言えないまま辞めてしまうことは、 申し訳なさでいっぱいだった。


そんな私の思いなど知らず、 しょうちゃんは我が儘ばかり。

自分の事しか考えていない。

周りのことなんて何一つ考えていない。

きっと仕事でも同僚を気遣ってあげることもなく、

上司にだけはペコペコして偉そうにしていたことだろう。
 
そして、私や周りの人、私の親や兄弟だけでなく自分の親の事も考えていない。
 
考えたことなんてないのかもしれない。

広島に行くことが決まって、 しょうちゃんは毎日のように 家でゴロゴロとしていた。

お菓子を食べながらテレビやビデオを 見たりしていたようだ。

家にいるからといって、仕事から疲れて帰る私のために 食事を作ってくれるわけでもなく、

前と変わらず私が食事も作り、掃除をした。

暇で毎日ゴロゴロしているのなら、 何か家の事をやってくれればいいのに!

「働かざる者食うべからず」

とおばあちゃんに言われたものだったけど、

生きてるだけで何も考えず何もしないでいるなんて どういう気がしているんだろう。

なかなか長期の休みをもらうことなんてないけど、 私が毎日家でダラダラ過ごしてしまったら、

自分が嫌になると思う。

この人は単にのんびり屋なのかと思っていたけど、怠け者のような気がした。
お店のオーナーの中には、厳しい人もいる。

会ったことはなくても、噂にもなるようなママがいた。

そのお店は高いけれども、コンパニオンの教育もしっかりしていて、

いつもお店は忙しいと聞いている。

コンパニオンだけではなくボーイにも厳しいのだ。

それだから、繁盛しているのだろう。


その厳しいママのお店にしょうちゃんは面接に行った。

しかし、最初から勤める気がないのはわかっていた。

面接の話を聞くと、ママの話は出たけど、

頑張ろうという気があれば何を言われても我慢できると思うのだけれど、

そんな素振りは見えなかった。

何軒か面接に行ったけど、ムダだった。

最初から行く気がないのだから当たり前である。


何日かして広島の社長から電話があった。

私が「広島に行かない」と言ったものだから、説得の電話を掛けてきたのだ。

きっと初めから広島行きの話はふたりの間で決まっていたことだったのかもしれない。


私がお店を辞める日までしょうちゃんは毎日フラフラしていた。

こんな宙に浮いたような生活をしているしょうちゃんは、

だらしなくすごくみっともないように思えた。

ヒモじゃない!!
もともとしょうちゃんは店長と相性が合わなかったけど、我慢しきれなくて辞めてしまった。

ある日、帰るなりしょうちゃんは私に

「店辞めてきた!!」

と言った。

はあ!!!???

きっと感情的になって店長と口喧嘩をしてたらしい。

でも、何か魂胆があるような気がした。

後先考えずに辞めてくるような人ではない。

何か他に行くお店が決まってないのに辞めてくるはずがない。


「広島の社長に電話したらマネージャーが辞めたらしい。 チャンスだと思わない?」

ほ~らね!?

いつもそうやって自分の思い通りにならないとすぐ逃げる!

神戸に帰って来たのだって、お店が忙しくないし役職に就く見込みがないから、

今までお世話になってきた社長を見捨てたんじゃない。

こっちがダメならあっち・・・みたいな考え方は好きじゃない。


「こっちにいくらだってお店あるでしょ!明日から面接行ってきたら?

私はしょうちゃんが広島に行くって言ったって、神戸に残るわよ!!」

きっとしょうちゃんの事だから、面接行ってもあれこれ理由を付けて、ダメなフリをするだろう。

でも、ギリギリの所まで耐える事ができないからと言っても、

また同じ事で躓くのはわかっている。

楽な方へ逃げないで!
しょうちゃんとの穏やかな日々・・・

こんなにのんびり気分になれたのはいつ以来だろう。

仲直りにしたしょうちゃんとのエッチも気だるい感じ。

しょうちゃんの腕の中に包まれて心地いい。

まどろみながら、こんなに居心地のいいのに上手くいかないふたりに涙が出そうになる。

しょうちゃんは今、どんな夢を見てるのだろうか?

こんなにそばに居ても、心は遠い所にいる。

結婚した頃は、同じ夢に向かっていたのに、

今はこの人が何を考えているのかわからない。

「本当にもうダメなのかもしれない」と何度となく諦めようとしては、

「そんなことはない」、と思い直したり・・・とその繰り返しだった。

子供がいればまた違っていたのかもしれないけど、私にはそんな勇気はなかった。

子供がいても、私たちは遅かれ早かれ遠回りするだけで、

結果は何も変わらなかっただろう。


ふたりに必要なのは環境を変えることかもしれない。

周りが悪いわけではないけど、少しは違う場所に

身を置いてみるのもいいのかもしれない。
代償は大きかったけれど、欲しいものが全て手に入れてるような

幸せな人はきっといないだろうから、 私はまだ幸せな方かもしれない。

もし、しょうちゃんと居ることで少しくらい不幸になっても、それは仕方ないのかも。

親の反対にも耳を貸さずこの人を選んだのは私だし、

別れないのも私の勝手でやっていることだから

どんなことになっても自分の行動の責任は

自分で取らなければならない!


しょうちゃんと一緒になってから親にも連絡を取らず、

かなり心配や迷惑を掛けてきたことだろう。

それでも、私は親よりしょうちゃんを選んだ。

人に迷惑を掛けた分、迷惑を掛けられるのかもしれない。


当分はしょうちゃんと平和な日が続くだろう。

でも、またいつしょうちゃんの悪い癖が出るかもしれない。

そんなことにビクビク暮らしたくはないけど、気にしないでは居られない。

仕事にもイマイチ身が入らないけど、今のことを考えるしかない。

今を必死に生きるしかない!
しょうちゃんはそれでいいのだろうか。

きっと今までも、自分の都合の悪いことから目を背け、周りに何とかしてもらってきた。

これからも嫌なことから逃げ続けるだろう。


しょうちゃんは私をうまく騙せたと思っている。


私が疑いの目で見ているなんて思いもしないだろう。

私はこの人に何度裏切られても信じたい気持ちがあったけど、

その分ショックが大き過ぎた。

ショックで傷ついたことを隠しながら平気なフリをしてきた。

そんな私の気持ちなんてこの人にはわからない。

きっと私は強い女だと思っている。

強い女にならざるを得なかった。

しょうちゃんが私を強い女にさせた。

でも、強い女も芯は弱くてちょっとしたことで崩れてしまう。

何か支えがあるから、強くなれるのだ。

自分ではわからないけど、多少しょうちゃんに支えてもらっているのかもしれない。

私が何もかもやってきたつもりにはなっているけど、

ちゃんと心の部分ではしょうちゃんが支えになってくれた。

その分、金銭的に代償は大きかったけれど。
しばらく泣いているしょうちゃんをなだめて、彼が泣き止むのを待った。

そして、近くのレストランに食事に行った。


食事が来るのを待っている間、しょうちゃんの反応を見ながら話していた。

さっきまで泣いていたのに、ケロッとしていつものように話している

しょうちゃんに 疑問を抱いた。

本当に悪かったという思いがあったら、もっと違う態度をしていただろうし、

言葉として出ていたに違いない。

しかし、しょうちゃんは違っていた。

反省をしているとはとても思えなかった。

許してもらったとは言え、私がいろんな事を繋げて考えてしまっているから

こんな考え方しか出来ないかもしれないけど、

どうやっても反省の色は見えなかった。


これがしょうちゃんの本心か!?

嫌な事から逃げるために、ウソの涙を流したのだ。

人を信じ込ませるために流した涙だった。
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