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一人でヒーリングサロンを広島に開店しました。開店までの奮闘記、波乱万丈の人生日記♪
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家に着いてバタバタと片付けをしていると、ドアが開く音がした。

帰ってきた!!

しょうちゃんは帰ると私に

「お金のことなんだけど、お小遣いから返すから
貯金から出したんじゃダメかな~」

と言った。
意外な答え・・・てっきりマネージャーか店長にでも借りて来るとでも言うんではないかと、
そして、毎月お小遣いの中から返すのではないかと内心思っていた。
その時のしょうちゃんのお小遣いは5万円だった。
そのお小遣いから返して行くには変わりはないけれど、人に借りて、それも親しい人から
借りて返していくというのは、何となく都合のいい事のように思えたので、
しょうちゃんの考えの方がまだマシだと思った。
貸すほうだって10万円を貸すのは簡単ではない。
それに信用してはくれているから貸してくれるわけだが、近い分甘えてしまって
結局信頼関係を失ってしまうのではないかと、私は思っていた。
本当に大切に思っている人にはお金の貸し借りはすべきではないだろう。
それは今も変わらない。

「毎月いくら返すの?」

「2万ずつでもいい?」

「わかったわ!じゃあ、来月から2月までね」

夫婦間で貸すとか借りるとかはおかしいかもしれないけど、こうでもしないとこの人は
あったらあるだけ使ってしまう。
自分で抑制は出来ないだろう。
子供のまま大人になってしまったのだから仕方ないと可哀想に思う時もある。
お母さんに甘えるように私に甘えてくるしょうちゃんは、ある意味両親に裏切られたから、
私を試しているようにも思える。

どこまで信じていいものかわからないけど、この人を信じるしかない。
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その日私は、もうしょうちゃんとは話したくなかったので、それ以上は何も言わなかった。
しかし、ベッドに入ってからも怒りで神経が高ぶって、なかなか寝付かれなかった。
体は眠っても心はなかなか休めないまま朝が来てしまった。

一体どうしたらそんなことが出来るのか理解もできず、どうすればいいのかもわからず、
考えれば考えるほど混乱しながら夢の狭間を行ったり来たりしながら過ごしたので、
目覚めは最悪だった。

しょうちゃんとろくに顔も合わせないまま私は仕事に出かけた。
何かの瞬間に考え込んでしまうけれど、仕事をしている間はしょうちゃんの事は忘れられた。

仕事が終わって、帰る間中考えた。

しょうちゃんはきっとこれからもこんな調子で私を悩ますのだろうか?
それとも一時的なことなのだろうか?
今まで私の周りにはギャンブルをする人なんていなかったから、
パチンコや競馬を趣味にしている人の気持ちは理解できない。
生活費に手をつけないでお小遣いの中でやるのなら問題はないが、
生活費ではないにしても旅行費用に手をつけるなんてありえない!
もしも、子供が出来て家族旅行にでも行こうとしたとき、こんな事がまた起きるのだろうか?
そのたびに私は子供のために何とかお金を工面するのだろうか?
それとも、子供に我慢をさせるのだろうか?
まだ見ぬ未来・・・もしかしたらもっと違うのかもしれないが、
今のしょうちゃんはこんな感じなのだろうか?

今日帰ったら、しょうちゃんがどうするのか、どういう結論を出したのか、
答えを聞いてから考えるしかない。

憂鬱になる!
また子供じみた考えをするのではないか!



「そんな事できないよ」

「旅行よりもギャンブルのほうが楽しいんじゃないの?
だったら、やればいいじゃない?」

私には、お店を持つ夢があると言っておきながら一時的な快楽に流されるこの人が
こんなことでつまずくのなら、どんな夢を持っても無理だと思えた。
しょうちゃんは、たかが10万円と思っているかもしれないが、そんな風に思っていること自体が
私には許せないことだった。

「ごめんなさい!もうしないよ」

「しないって言われたってお金はないわ!どうするの?旅行行かないの?」

「行く」

「そんなお金は此処にはないわよ!!」

「貯金から・・・」

「ふざけないで!これはあんたのギャンブルのために
貯めてるんじゃない!!」

私は将来のために、必要なことだけにお金を貯めていた。
でも、しょうちゃんのように手元にお金が無くなれば出せばいいという考えは
持ち合わせてなかった。
そして、目的以外に使うのはお金を殺す使い方だと思っていた。

「貯金は旅行に行くためのお金じゃないわよ!あの10万円よ!
無駄金は使いたくないわ!」

しょうちゃんは

「じゃあ、どうすればいいの?」

「知らない!どうすればいいか自分で考えなさいよ!!」
怒りが爆発しそうな時、しょうちゃんが帰って来た。


「何か言うことない?」


私は顔を見るなり、怒鳴りたい気持ちを押さえながら静かにそう言った。
しょうちゃんは申し訳なさそうに私の前に座って


「ごめんなさい」


と言った。


「何に使ったの!!!」


私は強い口調で言った。
しょうちゃんは


「パチンコ」


と聞こえないくらい小さい声で言った。


「何て?聞こえなかったんだけど!もっとおっきい声で言ってくれる?」


と怒鳴った。
しょうちゃんは、さっきよりも大きな声で


「パチンコ!」


と言った。

「パチンコで使った」と聞いた瞬間、私の怒りは頂点に達した。
私と旅行に行くよりパチンコの方がいいなんて、信じられなかった。

私はそんな事のために働いてるんじゃない!
この10万円を稼ぐためにどんなしんどい思いをしてきたと思っているんだろう。
ボーイはいいわよね!暇でも毎月お給料が出るんだから!!

と私の頭の中でいろんな思いが巡ってきた。


「そんなにパチンコが好きなら、旅行には、湯布院には
行かなくていいのね!?行きたくないのね!?
そんなにパチンコしたいのなら、全部あげるわよ!」

と預金通帳と印鑑を引き出しから出して、しょうちゃんに投げ付けた。


勝手にすればいいわ!!
毎日旅行の楽しさでウキウキしていたが、ようやくあと3日となった。

私はその日は用事があったので、お昼過ぎには出掛けてそのままお店に行った。
そして、1日忙しく終わった。
今日も忙しくてバテバテだけど、楽しさで疲れも忘れられた。

家に帰ると、学生の頃から毎日家計簿をつけるのが日課になっていた。
この日も家計簿をつけようと引き出しを開けた。
私は預金通帳と一緒に旅行費の10万円を挟んでおいた。


ない!!


別の引き出しに入れたのかもしれない!と探してみたけれど、何処を探しても10万円がない!

しょうちゃんなの!!
こんな時に何で勝手にお金を持ち出すの?
またギャンブルなの!?
この10万円をそんな事のために簡単に使って欲しくない!


私は考えれば考えるほど、怒りが込み上げてきて許せない気持ちでいっぱいになった。
旅行の日が決まってからの1ヶ月は毎日楽しかった。
しょうちゃんと旅行に行けるかと思うと楽ししくて、
仕事もいつもよりハイテンションだった。

お客さまにも「どうしたの?テンション高くない?」と言われ、
結婚した事は内緒だったので「友達と温泉行くの~♪」と嘘をついた。

涼子さんが家に着た時には「夢想園はすごくよかったよ~」といろいろと
旅館や露天風呂の事などを話してくれた。
そして、私もどんなに良かったか知りたくて、質問攻めにした。

ますます10月1日が待ち遠しくなった。


何を着ていこうかな~!
旅館はどんな処かしら?
お料理はおいしい?
地獄巡りはどんなかしら?
夜の露天風呂は気持ちいいかな~♪


と旅行雑誌のページを開いて考えを巡らせると楽しくて仕方ない♪♪


しょうちゃんとのたくさんの思い出を作ろう!!
ここからが私たちの本当のスタートだ。


と鼻歌も歌ってルンルン気分の私だった。
しょうちゃんのお金の使い方は気になりながらも、
体の疲れで辛い日が続いていたが、
ロマンスで働き始めて三ヶ月が過ぎ、
私としょうちゃんの誕生日がやってきた。
新婚旅行も行ってないし、たまにはお休みを取って
二泊の旅行に行くことにした。
二人でゆっくりしたいので

やっぱり温泉がいいな~♪

と雑誌を買って来ていろいろ見た。
九州は二人とも行ったことがないので、九州に決めた。
しょうちゃんはマネージャーに何処がいいか聞いてきた。
マネージャーと涼子さんはよく旅行に行っていたみたいだったからだ。
そして、大分の湯布院に行くことにした。
いろいろ見ている中で、個室の露天風呂がある温泉を見つけた。
写真で見るかぎりでも、情緒的で雰囲気のある温泉だ。
しょうちゃんも気に入ったみたいで夢想園に決めた。
何でしょうちゃんが夢想園がいいのかと思えば、
人数限定の焼きプリンがあったかららしかった。


やっぱり、そこに惹かれたか(;^_^A


とは思ったけど、


初めての二人で行く旅行・・・それも新婚旅行゜+。(*′∇`)。+゜
楽しみ~♪
私は、毎週日曜日と水曜日がお休みだった。
しかし、水曜日は毎週といっていいほど出勤する事が多くなり、
お休みは日曜日だけだった。
そして、水曜日はほぼ暇だということもなかったので、日曜日は遅い時間まで寝ていた。
若いとはいえ、やはり毎日忙しければ体の疲れも溜まりがちになり、
もともと体の強くなかった私は腰が痛くなった。
小学生の頃から腰痛はあってもさほど気にもならなかったけど、ヒールを履くし、
座っている時間も長いので更に腰痛はひどくなった。

日曜日の夜10:00になるとマッサージを呼ぶのが当たり前になった。
次の日になれば、元に戻るのはわかっているけど、マッサージをしてもらっている間は
体の辛さが楽になった。
でも、仕事に出て何日かすると腰の痛さに我慢できなかった。
それに加えて、二十歳の時の事故の後遺症で足が痛かった。
寝る前には腰や足首に湿布を貼ったりジェルを塗ったりしていた。
そんなに良くなるとは思えなかったけど、こうすると朝起きた時に少しは
マシのような気がした。
私は夜の世界に入ると決めたとき、派手な生活はしないと心に決めていた。
私には似合わないと思えば、欲しいな~と思っても買わなかった。
しかし、しょうちゃんは違っていた。

休みの日にパチンコに付き合うことはあったが、この時はまさか私に隠れてギャンブルを
しているとまでは思わなかった。
そして、私に言うと怒られるので従業員にお金を借りたりしていた。
それに将来お店の一軒でも持とうとしているしょうちゃんが、そんなことをするなんて
思いもしなかった。

毎日私は忙しくヘトヘトになって帰るのに、しょうちゃんは暇を持て余している事が
もしかしたらずっと気に入らなかったのかもしれないが、
私は仕事のことで頭がいっぱいでそんな事は気付きもしなかった。
でも、しょうちゃんの夢を実現するためにもお金が必要だからと思い、
出来るだけお金を貯めようと思っていた。

そして、今の調子でいけば私が30歳になる頃には、
一軒どころか二、三軒は大丈夫だろうと考えていた。
そして、その位になれば私はお仕事は辞めて、子供を作ろうという気持ちもあった。
オープンからラストまで忙しいのが当たり前になっていき、自然の流れでNo.1になった。
終わる頃には私は、毎日クタクタになっていた。
しかし、しょうちゃんのお店はあまり忙しくなくて、私より早く終わっていた。
しょうちゃんはお店が終わってから私が終わるまでの間、漫画を読みながら待っていた。
そして、毎日のように私の仕事が終わる頃に迎えに来てくれていた。
そして、しょうちゃんは私がそんなに指名が取れるなんて思ってもみなかったらしく、
最初は信じてなかった。
涼子さんから聞いていた精もあって、毎日遅くなる私を目の当たりにしてはっきりと私が
No.1だと認識したようだ。

No.1だとやはり他の女の子とは入って来るとお金も違うことは知っていた。
結婚する前は私の稼いだお金をしょうちゃんには関係はなかったが、夫婦となった今、
内緒にする事もなくなった。
すると、女の私の稼ぎの多さにしょうちゃんの中で何かが変わって行った。
段々暇な時間をパチンコやゲームセンターで過ごすようになり、あげていたお小遣いも
すぐ使いきってしまうような派手なお金の使い方をし始めた。
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