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一人でヒーリングサロンを広島に開店しました。開店までの奮闘記、波乱万丈の人生日記♪
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火事を出した人は風俗店の店員さんで、どうも薬物中毒者だったらしい。

10月でも真夏のようなこんな日にストーブを焚いて、その上に洗濯物が落ちたことで

火事になってしまった。

今までこの店員さんは、未遂で終わったけれど二階なのに飛び降り自殺をしたり、

テレビを付けても大音量にしていたり、と商店街の人たちにも迷惑をかけていた。

私の記憶の中にも、会ったことはないけど二階の人のテレビの音が何を言っているのか

聞き取れるくらいの音量だったのを覚えている。

私たちは知らなかったけど、マンションの住人の中では、この人がもし今度何か起こしたら
出ていってもらうことになっていたらしい。

それがこの火事を起こしてしまった。

この店員さんは煙を吸い込み、意識不明の重体で病院に運ばれた、と誰かに聞いた。

この店員さんは助かるだろうか?

自分たちの生活も心配だし、火事の張本人には腹が立ったけど、そのことも少し心配だった。


数時間が経って火も消え、部屋に上がると保険の調査員の方や消防署の方と話をした。

焼け跡を見て、多少のショックを受けたものの、思ったより被害も少なく、

テレビやビデオデッキ、ソファー、サイドボードはダメになったけれども

洋服は何一つ焼けずに済んだ。

ラッキーだったと思う。

吹き抜けがあったために火は四階に上がり、真上の部屋は全焼だったようだ。

真上に住んでいたカップルは結婚したてで、家具も新調したばかりだった。

引っ越してきて半年でこんなことになって、何もかもを失った。

火災保険には入っていたから最高600万円が出るらしかったけど、お金の問題ではなかった。

そこには二人の思い出がいっぱい詰まっていたことだろう。

私たちも安い家具もあったけれど、しょうちゃんとの結婚前からの思い出がいっぱいあった。

仕事とはいえ、保険会社の人に被害の写真を証拠として撮られた時は、

火事を見に来た野次馬のように人の不幸を面白がっているようで、

私は胸が焼き付けられるように辛い気持ちになった。

被害品と金額等を書くように消防署の人に書類を渡された。

この紙に思い出の数々を思い出しながら羅列するのかと思うと苦しかった。

でも、書かなければ保険はおりない。

今の私たちにとってはとても大事なことだ。

苦しい思いに目をつぶってお金をもらうことの方が大事だった。

でも、他人にはどう見えてま思い出の価値はお金には変えられないと私は感じた。
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