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ひろみちゃんがよく行くお店は、
いつも若い女の子がお客さんでいっぱいで
いつもお店のテンションも高くて、
私からするとちょっと疲れるお店だった。
でも、ひろみちゃんにとっては、
イライラやストレスを発散するにはちょうど良かったのだろう。
「セピア」は、22歳の男の子5人でやっていた。
みんなまだまだ夢も希望もあって、
キラキラ輝いていた。
それに、若いせいか、年上のお姉さんに甘えたがり、
甘えるのも上手だった。
女の子からすると、母性本能をくすぐるのかもしれない。
ひろみちゃんも例外ではなかった。
店長のシン君は素直で無邪気で可愛かった!
ひろみちゃんは、どんどんシン君の魅力にはまっていった。
シン君もまんざらでもない様子で、
ちょくちょくひろみちゃんと出かけたり、
仕事が終わるとひろみちゃんの家に泊まっていくようになった。
それだから、ひろみちゃんは余計にシン君に尽くしてしまうのだった。
でも、私から見ると、もしかしたら、本気で好きなわけではなく、
営業の一つとしてシン君はやっているのではないかと疑問に思っていた。
でも、それは、私が口を出すことではないと思ったし、
ひろみちゃんにそれを言ってもきっと自分の思うようにしかしないだろうと思ったので、
言いたい気持ちを抑えて、彼女の意志に任せることにした。
夜の仕事がそんなに短いわけではないし、
もういい大人だから分別は付くだろうと、
私はひろみちゃんを信じることにした。